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日本皮膚科学会「アトピー性皮膚炎の定義・診断基準」

近年、増加している疾患である。原因としてはチリダニ、食物などが挙げられているが、それらだけでは説明できない場合も多い。全人口の3~10%といわれる。軽症例では乾燥肌のみが症状であることがあり、アトピー皮膚(atopic skin)と呼ばれる。
白内障や網膜剥離を起こすことがある。



日本皮膚科学会「アトピー性皮膚炎の定義・診断基準」
アトピー性皮膚炎の定義(概念)
 「アトピー性皮膚炎は、増悪・寛解を繰り返す。搔痒のある湿疹を主病変とする疾患であり、患者の多くはアトピー素因を持つ」

アトピー素因:
①家族歴・既往歴(気管支喘息・アレルギー性鼻炎・結膜炎、アトピー性皮膚炎のうちいずれか。あるいは複数の疾患)または
②IgE抗体を生産しやすい素因

アトピー性皮膚炎の診断基準
1.掻痒

2.特徴的皮疹と分布

①皮疹は湿疹病変
●急性病変:紅斑、湿潤性紅斑、丘疹、漿液性丘疹、鱗屑、痂皮
●慢性病変:浸潤性紅斑、苔癬化病変、痒疹、鱗屑、痂皮

➁ 分布
●左右対側性 後発部位:前額、眼囲、口囲、口唇、耳介周囲、頸部、四肢関節部、体幹
●参考となる年齢による特徴
   乳幼児:頭、顔にはじまりしばしば体幹、四肢に下降
   幼小児期:頸部、四肢屈曲部の病変
   思春期・成人期:上半身(顔、頸、胸、背)に皮疹が強い傾向


3.慢性・反復性経過(しばしば新旧の皮疹が混在する):乳児では2ヶ月以上、その他では6ヶ月以上を慢性とする

上記1.2および3の項目を満たすものを、症状の軽量を問わずアトピー性皮膚炎と診断する。そのほかは急性あるいは慢性の湿疹とし、経過を参考にして診断する。


除外すべき診断
 ●接触性皮膚炎
 ●脂漏性皮膚炎
 ●単純性痒疹
 ●疥癬
 ●汗疹
 ●魚鱗癬
 ●皮脂欠乏性湿疹
 ●手湿疹(アトピー性皮膚炎以外の手湿疹を除外するため)

診断の参考項目
 ●家族歴(気管支喘息、アレルギー性鼻炎、結膜炎、アトピー性皮膚炎)
 ●合併症(気管支喘息、アレルギー性鼻炎、結膜炎)
 ●毛孔一致性丘疹による鳥肌様皮膚
 ●血清igE値の上昇

臨床型(幼小児期以降)
 ●四肢屈側型
 ●四肢伸側型
 ●小児乾燥型
 ●頭、頸、上胸、背型
 ●痒疹型
 ●全身型
 ●これらが混在する症例も多い

重要な合併症
 ●眼症状(白内障、網膜はく離など)、特に顔面の重症例
 ●カポジ水痘様発疹症
 ●伝染性軟属腫
 ●伝染性膿痂疹
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